2016年5月31日火曜日

居残りの歌

※ちょっと気がつくのが、遅すぎた

ちょこざいな召使い 雇われてはいるけれど
手持ち無沙汰な木々たちよ 何ゆえに手を伸ばす
辱めを受けている 居残り組だよね
尻拭いを身に受ける 無言の圧力よ
会わせるお顔が無いゆえに 咎める事もせず
ビックリするほど気がつかない 身に沁みて自覚する

2016年5月13日金曜日

蘇りの歌

※二人っきりになったのなら、裁かれた

何事も 無かったかのような 明けの空
何事も はじめと終わりが 肝心よ
何事も 認め合えば同じ 場所に居る
何事も 受け入れてくれた 団居
何事も 受け流してくれた 背中
何事も いたたまれない影の 小言
何事も 優しい顔をした 悩み

2016年5月7日土曜日

なんのそのの歌

※壁が現れたなら、宙返り

なんのその 宙返り
一本引きの 飛行機雲よ

なんのその 走り書きよ
電話越しに 場所を伝う

なんのその 今年限り
次の備え 更地の草よ

なんのその 宙返り
見たこともない 未知の世界

なんのその 時計の針は
この時の位置を まどかに示す

なんのその おいらの夢よ
なんのその おいらの夢よ・・・

2016年5月1日日曜日

コピー用紙の歌

※いつの時代も、そうだろう

コピー用紙の 新世界
裏紙広げて メモが飛ぶ

コピー用紙の コンビニよ
拡大機能を 人に聞く

コピー用紙の 正サイズ
設定間違え エラーする

コピー用紙の 印刷代
誰もが微妙に 気にかける

コピー用紙は はさまれる
重要書類も はさまれる